今回ご紹介するのは、AR技術と古典的なオペラを融合させた没入型ポップアップ、ウェールズ・ミレニアム・センターの「A Vixen’s Tale」です。
ウェールズのカーディフにあるウェールズ・ミレニアム・センターで期間限定で開催中の「A Vixen’s Tale」は、物理的なオブジェクト、ARビジュアル、オペラのサウンドを融合させたロケーションベースのミックスリアリティ体験で、レオシュ・ヤナチェクのオペラ「The Cunning Little Vixen」にインスパイアされたユニークな物語体験を来場者に提供します。
デジタルスタジオArcadeがベルギーのグラフィックイラストレーターXavier Segersと共同でウェールズ国立歌劇場のために開発したこのカラフルなインスタレーションは、スマートフォンを使ったAR技術を使って生命を吹き込まれた「トンネルブック」と表現されています。5つの独立したアーチで構成され、それぞれの構造は、独自の拡張現実のインタラクション、ビジュアル、そしてもちろんサウンドスケープを特徴として、魅力的な物語を表現しています。
ArcadeのCEOであるジョン・メグジットは、公式リリースで次のように述べています。「A Vixen’s Taleは、これまでで最も力を入れたプロジェクトの一つであり、オペラを観に来てくださる方々にどのような効果をもたらすのか、今から待ち遠しいです」
WNOデジタルプロデューサーのデビッド・マッシー氏は、「デジタル・イノベーションは、私たちの多くのエンゲージメント・プロジェクトの中心にあります。A Vixen’s Taleがあらゆる年齢層の観客を魅了し、楽しませてくれることを期待しています」と述べています。
「A Vixen’s Tale」は2019年10月25日まで、ウェールズ・ミレニアムセンターで平日12:00~17:00、週末10:00~17:00の間、無料で一般公開されました。
ウェールズ国立歌劇場によると、テクノロジーを中心とした無料のポップアップは、長年のオペラ愛好家だけでなく、新世代の潜在的な聴衆にもアピールするのに役立つだろうとのことです。
・劇場
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参照元:Human-Scale AR ‘Tunnel Book’ Launches At Welsh National Opera
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