今回ご紹介するのは、SOLGAARDのスーツケースにおける没入型テクノロジーの活用事例です。
SOLGAARDは、旅行者のためのライフスタイルグッズを制作するサステイナブルデザイン会社です。SOLGAARDの製品はバックパックから始まり、2018年にタイム誌の「50 Best Inventions」の1つに選ばれた立体シェルフ収納内蔵スーツケース「キャリーオンクローゼット」で一躍脚光を浴びました。
創業者でCEOのエイドリアン・ソルガードは、頭の中にあったキャリーオンクローゼットのアイデアを形にするために、シェイプ・イマーシブ社のチームの提案でVR設計ツールを使ってみることにしたといいます。
「VRを使うと、頭の中にあるものが現実のものとなり、自分が想像していたものの形や機能を等身大で見ることができました。」
VRでアイデアをリアルタイムに視覚化することは、同じ観点でオンラインで買い物をする顧客に商品をアプローチすることもできます。
シェイプ・イマーシブ社は、空間コンピューティングを使い、顧客がSOLGAARDの製品を実際に手に取らなくても、可能な限り身近に感じられるような3D eコマース戦略を開発しました。
シェイプ・イマーシブ社はAR(拡張現実)を活用して、オンライン上で「キャリーオンクローゼット」をより身近に感じられるようにしました。買い物客はボタンをクリックするだけで、スーツケースの詳細な3Dレンダリングをあらゆる角度から見ることができ、サイズ感や機能を理解することができます。
ARを使用することで、SOLGAARDは製品のディテールを伝えることができるだけでなく、顧客にキャリーオンクローゼットを所有しているという空間的な体験を与えることができます。ARは、eコマースブランドが直面するコミュニケーションの壁を効果的に取り除き、購買意思決定を促進し、ウェブサイトの訪問から販売への転換率を高めることができます。
今後もeコマースブランドは、混雑を極 めるオンライン市場での競争優位性を模索することになります。VR/ARアプリケーションは、ブランドが差別化を図り、顧客のエンゲージメントを高め、売上を増加させるための重要なツールとなるでしょう。
・商品開発
・小売
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参照元:How VR & AR Helped Solgaard Bring Their Unique Luggage To Life
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