今回ご紹介するのは、スミソニアン国立自然史博物館の展示物にアクセスできるAR博物館体験です。
ベライゾン社は、covid-19の新たな社会規範に対応する博物館の展示物の取り組みを2つ発表しました。1つ目は、スミソニアン博物館の美術品の拡張現実体験を提供するもの、2つ目は、将来の展示のための新しいデジタルツールの開発コンテストです。
AR博物館体験は、スミソニアンの280万点に及ぶオープンアクセスコレクションを利用して、学校に通う人や自宅で仕事をしている人が、ワシントンD.C.の有名なギャラリーの一部をバーチャルに訪れることを可能にするものです。
例えば、あるQRコードをスキャンすると、スミソニアンの国立自然史博物館に展示されている羊毛のマンモスにアクセスすることができます。展示物は、原寸大でもポケットサイズでも、どのようなスペースでも展示することができ、音声ナレーション、浮遊する情報プラカード、関連するウェブコンテンツへのリンクが完備されています。その他にも、国立アメリカ歴史博物館のヘレン・ケラーとアン・サリバンの展示や、国立航空宇宙博物館のライトフライヤーの展示など、様々な体験ができます。
またベライゾンとスミソニアンデザインミュージアムは、新しいデジタルツールや体験の開発に拍車をかけるためのコンテスト「アクティベート・スミソニアン・オープンアクセス」を開始するといいます。
クリエイティブなデジタル展示のアイデアを持ったチームに最大6つの10,000ドルの資金を提供し、一般向けに機能するプロトタイプの結果に基づいてさらなる資金提供を受ける可能性があるとのことです。
ARの活用や、新たなデジタルツールの開発への働きかけが、パンデミックで危機に直面した博物館などの施設の未来を切り開く鍵となるかもしれません。
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参照元:Verizon brings Smithsonian artifacts into AR, invites teams to redefine museums
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