今回ご紹介するのは、アイルランドのテクノロジー企業SureWashの手指衛生促進ARアプリ「SureWash Hand Hygiene APP」です。
SureWashが開発したこの新しいアプリは、世界保健機関(WHO)の手指衛生協定のトレーニング技術として科学的に承認されているものです。世界中の医療従事者は、SureWashのAR手洗いアプリを使用することで、手指衛生の促進がしやすくなったといいます。COVID-19の影響で、人々は社会的な距離を置き、手指衛生習慣を改善することが求められているため、このアプリの担う役割はとても大きなものです。
このアプリは多くの病院で発売され、医療従事者をサポートしました。また、他にも食品製造や製薬業界のオーナーもターゲットにしており、職場の安全を守るための支援を行っています。
CTOであり共同設立者であるジェラルド・レイシー教授は、スタッフを訓練するためのキオスクの開発は、スタッフが職場を離れずにトレーニングを受けられることが重要だといいます。このアプリケーションは、個人の手洗い技術を評価するためにライブビデオを利用しています。その後、データを分析し、リアルタイムで熟練度のフィードバックを提供します。
ユーザーは、これを繰り返し行うことで、WHOの手洗い基準を習得することができます。研究によれば、筋肉の記憶力を高めるには、約2週間に渡って23回の練習が必要とされています。SureWashは、学習をゲーム化することでこれを容易にしています。手指衛生技術をマスターすれば、コンプライアンス率は50%近く向上するといいます。
このようにゲーム感覚でWHO基準の手洗い方法を学べることは、医療関係のみならず、今後、衛生管理が更に厳密になるであろう食品関係や、学校などの教育現場など様々な業界で大きな役割を担うことができそうです。
・医療現場
・食品製造
・飲食店
・教育現場
・製薬会社
参照元:Augmented Reality Applications Promote Ideal Hand Hygiene
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