今回ご紹介するのは、ポルシェのために開発した没入型のブランドトレーニング体験「The Digital Porsche Brand Academy」です。
コンサルティングエージェンシーの innovation.roots が 8th Wall の技術を用いてポルシェのために開発した没入型のブランドトレーニング体験「The Digital Porsche Brand Academy」が、レッドドット・アワードを受賞したといいます。
レッドドットアワードは、世界最大級のデザイン賞の一つです。ウェブベースの拡張現実(AR)、インタラクティブな3Dコンテンツ、メディアビデオを組み合わせたこのトレーニングツールは、その高い創造性と革新性で国際的な専門家の審査員に高い評価を受けました。
The Digital Porsche Brand Academyは、世界中のポルシェの従業員が、ARを使ってブランドのユニークな歴史、未来、価値観を直接体験できるようにした、市場初のトレーニングツールです。これにより、新入社員はブランドとの直接的な絆を築く機会を得られ、また既存の社員は会社の将来の計画を認識することができるといいます。
このウェブベースのARソリューションは、8th Wall社のWebAR技術を用いて構築されており、アプリをダウンロードすることなく、ブラウザ上で直接動作します。ユーザーはQRコードをスキャンするか、リンクをタップするだけで、すぐにAR体験に没頭することができます。
ポルシェのWebARアクティベーションは、ユーザーにポルシェのブランドストーリーを受動的に学ぶのではなく、能動的に体験させることを可能にするといいます。このプロセスを通じて、ブランドは顧客とよりつながりを深くすることができ、顧客は自然で魅力的で記憶に残る方法でポルシェについて知ることができるとのことです。
このツールを起動すると、スマートフォンのカメラビューを介して、ARシーンをユーザーの実際の環境に配置することができます。ポルシェの従業員の形をした3Dアバターのアニメーションが登場し、過去、現在、未来のポルシェの物語をナビゲートします。ユーザーはバーチャルポルシェの座席に座ったり、車の製作をサポートしたり、AR体験の最後にクイズに答えたりすることで、このデジタルジャーニーに参加し、ブランドを体験することができます。
このようにAR技術によってブランドについて能動的な体験をすることは、顧客との結びつきを強める上で効果的な方法と言えるでしょう。
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