今回ご紹介するのは、中国杭州にある良渚博物院のARガイド付き体験です。
XRとARのサービスを提供するRokid社は、中国杭州にある良渚博物院と考古学遺跡とのコラボレーションを発表しました。これは、同社のウェアラブルARデバイス「Rokid Glass 2」を使用して、来館者にARガイド体験を提供するというものです。
ARデバイスは、博物館のオーディオガイドと同じように機能しますが、良渚博物院を見物する入館者に声および視覚認識を提供するとのことです。
昨年7月、梁珠市は世界文化遺産に登録されました。1000 以上の貴重な文化的な遺物が発掘され、今それらは博物館に保存され、一般に公開されています。
遺跡や博物館を訪れる人は、Rokid Glass 2のスマートグラスをかけて、AR技術で蘇る古代都市を体験することができます。メガネを着用している間、ユーザーは、ビデオの解説とともに、遺物の上にARを重ねて情報を見ることができます。
他にも、鳥の象形文字が描かれた翡翠にはおもしろいAR体験があります。ユーザーがこの古代中国の翡翠の工芸品を見ると、仮想の鳥がそれらを旋回し始めます。
考古遺跡では、デジタルツアーガイドがサイト内の異なるAR体験ポイントに訪問者を誘導するAR機能も提供しています。AR地図ナビゲーション機能があり、リアルタイムでの道順、訪問者の現在地、そして貴重な訪問ポイントを提供しています。Rokid Glass 2を使って、古代の建造物をリアルなスケールで復元することで、遺跡がどのように歴史の中で進化してきたのか、タイムスリップしたかのような体験をすることができます。
良渚博物院のスタッフによると、AR技術を利用して歴史的遺物を来館者に案内したり、情報を提供したり、復元したりするのは初めてのことだといいます。ARデバイスは、来館者が遺物を理解するための新たな方法を提供し、異なる視点から物語を見るのに役立つ、美術館のコレクションを展示するための革新的な方法なのです。
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参照:Rokid Offers Guided AR Experiences to the Liangzhu Museum Visitors
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