今回ご紹介するのは、Googleアーツ&カルチャーの史跡保存プロジェクトです。
近年、GoogleArts & Cultureプロジェクトは、ランドマークや重要な芸術作品をデジタル3Dコピーで保存するという革新的な手法を行ってきました。これらの取り組みは、歴史ファンに、拡張現実を通じて、古典的な作品や空間をよりリアルに体験する機会を提供することができます。
建築物や遺跡の保存を目的とする国際記念物遺跡評議会(ICOMOS)は、デジタルアーカイブの非営利団体であるCyArk、Google Arts & Cultureと共同で、史跡の3Dレーザースキャンから作成された没入型の体験やモデルを提供するオンラインハブ「Heritage on the Edge」を立ち上げました。
このサイトでは、イースター島の有名な彫像、ペルーのチャンチャンのアドビ都市、スコットランドのエディンバラ城、タンザニアのキルワ・キジワニの海岸都市、バングラデシュのバガーハットのモスク都市など、5つのUNESCOの世界遺産を紹介しています。
ICOMOSの会長であり、国際私法・遺産法の九州大学教授でもある河野俊之博士は声明の中で次のように述べています。「建築家、考古学者、地理学者、プランナー、人類学者など、世界中の10,000人の会員が、世界の文化遺産を保護し、促進するという同じビジョンを共有しています。最近の若者の気候変動デモは、文化遺産にも壊滅的な影響を与えている気候変動の危機の緊急性にスポットライトを当てています。行動を起こすことが重要であり、私たちの人類の遺産の一部を守るために、今すぐに行動を起こさなければなりません。」
50以上のウェブ展示、3Dモデル、ストリートビューツアー、専門家へのインタビューに加え、Google Arts & Cultureは、バガーハットのナインドームモスクの拡張現実体験を主催しています。この体験では、iOS および Android アプリのポケットギャラリー機能を使用して、卓上モデルを拡張現実で見たり、360 度の等身大のレンダリングを探索したりすることができます。
Googleはここ数年、さまざまなモバイルアプリに拡張現実を導入してきましたが、芸術や人文科学のファンに、現実世界ではなかなか見ることのできない絵画や芸術品をバーチャルで見る機会を提供しています。
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