今回ご紹介するのは、グラフィック・ノベルに命を吹き込むARアプリ「Manawatū」です。
グラフィック・ノベルは、文章がメインではありますが、画像も多く使用しており、若い読者にとってより親しみやすいものとなっています。
グラフィック・ノベルに命を吹き込むARアプリは、ニュージーランド教育省が最近立ち上げた4年間で191万ドルのプログラムの一環で、地域に根ざしたカリキュラム・リソースへのアクセスを改善することを目的としています。
ARアプリ「Manawatū」は、テ・レオ・マオリ族の学校に導入されました。開発者は、若い読者の間で伝統的な先住民族の言葉や文化的な物語への関心を高めるために、このアプリを作成しました。
ARアプリの機能としては、読者が携帯電話をグラフィックノベルのページに向けと、画面を通してページ上の3Dモデルを生成します。画像は、ページに書かれているシーンを演じ、コマからコマへと移動します。
このプロジェクトは、予想以上の人気を博し、開発者は現在、より一般の人々に向けた英語版のARアプリの開発に取り組んでいるといいます。
このアプリは現在、文部科学省からのみ提供されています。また、一部のグラフィックノベルにしか対応していません。これらはすべて、現在、参加している学校のカリキュラムの一部となっています。
しかし、ターゲット層を限定していたこのアプリは、近い将来、他の場所でも活用されるかもしれないとのことです。
また、幼い頃からARに親しむことで、子どもたちがARデザインを将来の仕事の一つとして考えることも、今後のテクノロジーの発展における大きな意義であるといえます。
・コミックス
・教科書
参照元:The AR App That Brings Graphic Novels to Life in New Zealand Schools
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