デジタルツールを使えば、教室のどこにいても外の世界にアクセスする新しい方法を提供してくれます。
今回ご紹介するのは、地質学のための拡張現実アプリです。
地質学は非常に空間的な科学であり、多くの3D可視化を必要とします。従来、断層や結晶鉱物の構造のようなモデルが、教育支援のために使用されてきました。しかし、これらのモデルは高価で、物理的なスペースを必要とします。
拡張現実は、学生がこれらに簡単にアクセスできるような手段を提供してくれます。
授業用のアプリを開発しているセントルイスのワシントン大学のグループの一員であるMartin Pratt氏は、ユーザーが2次元地図ではなく3次元でUSGSの最新の地震データを探索できるアプリを開発しました。この方法では、地殻プレートの境界の形状をより簡単に理解することができ、また、地震周辺の予震や余震のパターンを探ることもできます。
Pratt氏と共同クリエイターのDavid Lie-Tjauw氏は、Unityのゲームエンジンを使って、他のモデルを表示するためのGeoXplorerという柔軟性の高いアプリも開発しました。さまざまな鉱物の結晶構造モデルのコレクションがあり、すべての原子がどのように配置されているかを見ることができる。また、岩石の種類も多数あり、それらの鉱物がマクロの世界でどのように見えるのかを見ることができます。さらに拡大して、岩の露頭全体を見ることもでき、リビングルームで本格的な地質学のフィールドトリップを体験することができます。
また、静的なモデルだけでなく、Pratt氏はコロンビア大学の氷河学者と協力して、机や階段の上で氷河を成長させたり縮小させたりできる氷河シミュレータの開発に取り組んでいます。
このような拡張現実は、教育において実用的なツールであり、より多くの人がこの技術に価値を見出し、物や場所の新しいモデルを提供するようになれば、その有用性はさらに高まるでしょう。
・教育
参照元:Augmented reality could be the geology classroom’s killer app
アイデアクラウドの計測系ARに特化したサイトです。
業務の中に先端テクノロジーを取り入れたビジネス展開を
中心に紹介をしています。