今回ご紹介するARは、少女が体験した戦争を追体験することで悲惨さを伝えるデモ「Enter the room (ICRC) – Augmented Reality experience」です。
扉をくぐると、少女が暮らしているかのようなリアリティのある室内へ入り込みます。映像のクオリティも非常に高く、まるで映画のワンシーンに飛び込んだかのよう。少女の部屋が少し不穏なにおいがする夜を迎えてしばらくすると、部屋が大きく揺れます。動画ではここで終わってしまっていますが、内容には続きがあり、刻一刻と少女の室内は戦争の追体験をしていく様子。可愛らしかった室内は次第に壊れていき、置かれているものも松葉杖が増えたり、車椅子になったりと、少女の生活の変化を察することができるようになっています。
扉をくぐると違う世界、というのはARではよくあるもの。今回の内容はそれを活かした戦争へのメッセージを伝えるツールとなっています。人は誰も存在しませんが、室内の変化が間接的に少女の状況を教えてくれます。
映像でももちろんメッセージを伝えることはできますが、ARを使用した追体験をすることによってより深いメッセージ性を発信することができるのではないでしょうか。
・追体験によるメッセージ発信ツール
Enter the room (ICRC) – Augmented Reality experience – YouTube
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