今回ご紹介するのは、ARを利用したBLM(Black Lives Matter)のデジタルアートショーです。
建築・デザイン会社GGLOのデザイナーは、BLM(Black Lives Matter)運動の一環として制作されたストリートペインティングの多彩なラインナップにオマージュを捧げることを目的とした拡張現実アートショーを制作しました。このプロジェクトは、これらのインパクトのある作品を保存するだけでなく、現代の没入型技術を用いて作品をより良いものにすることを目的としているといいます。
ワシントン州シアトルで開催中のSeattle Design Festivalで8月23日まで開催されているこのAR展では、市によって取り壊されてしまったBLMのストリートペインティングにインスパイアされたバーチャルアートにアクセスすることができ、シアトルの歴史の一部を追体験することができます。従来のギャラリーとは異なり、来場者はスマートフォンを使って、新しいアートを求めてシアトルの街中を移動しながら、本展にアクセスすることができます。
GGLOの7人のデザイナーの一人で、この街全体のギャラリーを担当しているガルギ・カドゥ氏は「私たちは、消えてしまったアートを称えているのです。」と語りました
GGOはもともと物理的なインスタレーションを想定しており、アーティストたちはそれぞれが一つの構造物をデザインしてから、それをすべて自分の目で見ることができるようにしていました。しかし、COVID-19の発生により、チームはデジタルフォーマットへの切り替えを行いました。こうしてARアートショーは誕生し、シアトルの一般の人々に、ソーシャルディスタンスを守りながら、BLMのパワフルなメッセージを探求する機会を提供しました。
デジタルアートショーの例としては、ウェストラック・パークにある地元アーティストのクレアウによる「Right To Remain」ポスターのデジタル表現、セントラル・ディストリクトの23番とユニオンの交差点の上にあるトレイヴォン・マーティン、ブレオナ・テイラー、ジョージ・フロイドを称える3Dグラフィティ、ケリー・パークとホセ・リザール橋にあるシアトルのスカイラインに降り注ぐデジタル雨の海などが挙げられます。カドゥ氏によると、それらのアートの多くは匿名で作成されたもので、オリジナルのアーティストをクレジットすることは難しいといいます。
AMP’UP SEATTLEアプリをダウンロードすれば、街中に散らばっている数多くのデジタル・アートワークを探索することができるといいます。このアプリはiOSとAndroidの両方で利用可能です。
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