今回ご紹介するARは工事現場の完成型から中の配管予定図までみることが可能になったデモ「Augmented Reality for Construction – Prototype Demo Reel 1 of 2 | Shapetrace」です。
始めに画面に映し出されているのは完成後の内装予定ですが、チェックリストからチェックを外していくことで表示する配管を設定することが可能。細かい配管などを見たい時にその上の配管を非表示にできるのは非常に便利です。また該当箇所をタップすることで、その部分が何になる予定なのか、どれくらいの大きさなのかなどの基礎情報が表示されるようになっており、紙の設計図がなくても現場を歩き回れるような仕様。また、気になる箇所には写真とともにタグ付けすることが可能で、その場で多くの人と共有できるポイントの作成ができます。この他にも3Dスキャンなど、機能面も充実している様子。
本来見えないものを端末を通してAR世界で見えるようにする。これはARの強みのひとつです。工事現場は見ることができない部分が多く、危険が伴うのと同時にミスが許されない作業でもあります。また全体と共有する事項が多い中、作業する人数も多くなりがち。そんな時に今回のデモのようにタグ付けすることで端末をもった作業員全員が現場で瞬時に事態を把握することができれば、スムーズに工事を行っていくことができるのではないでしょうか。
・工事現場の作業補助ツール
Augmented Reality for Construction – Prototype Demo Reel 1 of 2 | Shapetrace – YouTube
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