今回ご紹介するのは、ARアプリ「ReplayAR」が提供する、9.11のグラウンド・ゼロ(旧ワールド・トレードセンター跡地)にスポットライトを当てた「ARタイムカプセル」です。
2001年9月11日の朝、米国に対してテロ攻撃が行われ、約3,000人の死者、25,000人の負傷者と多くの被害をもたらしました。今日に至るまで、9.11は歴史上最も致命的なテロ攻撃の一つと考えられています。
2001年の世界貿易センター攻撃から19年を目前に控え、ReplayARは犠牲者とファーストレスポンダ(警察、消防、救急隊などの緊急時に対応する人)に敬意を表し、AR写真を特徴とする「ARタイムカプセル」を提供しました。
ReplayARは、ジオキャッシングと拡張現実技術を組み合わせた無料のロケーションベースのARアプリで、画像を撮影して現実世界の特定の場所に結びつけることができます。作成者は、過去の場所を再訪して、いつでもこれらのローカライズされたAR画像にアクセスすることができます。これはまるで個人の記憶でつくられたバーチャル博物館のようなものだといいます。
ReplayARのチームは、犠牲者やファーストレスポンダを忘れないようにと、グラウンド・ゼロ(旧ワールド・トレードセンター跡地)に設置されたARタイムカプセルを作成しました。同社から提供されたビデオでは、まさにその日に撮影された実際の写真が、現在のマンハッタンのロウワーマンハッタンの場所の上に重ねられており、感情的な効果をもたらしています。
「これらの写真を元の環境の中で文脈化し、それらが描く時間的現実をより深く理解してもらうことが目的です」とハディ氏は述べています。「私たちは、過去を記憶するために位置情報のARビジュアライゼーションを使用することで、私たちの前に現れた人々の物語を尊重し、忘れることがないことを願っています。」
・報道
・歴史学習
参照元:AR Time Capsule Explores The Hidden History Of The September 11th Attacks
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