今回ご紹介するのは、アメリカのアーティストKAWSによる、拡張現実を使って芸術の展示や販売を行うプロジェクトです。
アメリカを拠点に活動するブライアン・ドネリー(Brian Donnelly)は、KAWSという名で知られており、世界的に有名なアーティストです。
今回のプロジェクトで彼は、拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の制作・販売をするロンドンの企業Acute Artと提携しました。彼らのパートナーシップにより、世界初の拡張現実をベースにした世界的な展示会やアートマーケットプレイスが誕生しました。
スマートフォンアプリ「Acute Art」を使用することで、世界の主要都市の十数カ所で、トレードマークのコンパニオンキャラクターと出会うことができます。例えば、ニューヨークのタイムズスクエア、東京の渋谷交差点、ロンドンのミレニアムブリッジなどです。
Acute Artの最高経営責任者であるJacob De Geer氏は、同社はプロジェクトパートナーであるKAWSと共に、このARベンチャーは、アートの未来の姿であると述べました。今日のアート愛好家の多くは、スマートフォンやソーシャルメディアを使い慣れているので、このアプローチは自然なことだと彼は言います。
Acute Artのディレクターであるダニエル・ビルンバウム氏によれば、プロジェクトの開発段階では、エコロジー関連の問題が重要視されていたといいます。今回提案された新しいモデルは、地域のアートワールドの境界を拡大し、広く交流することを可能にするといいます。
現在、コロナウイルスの流行により、美術館などの場所が閉鎖の状況に追い込まれる中、芸術を楽しむ方法が模索されています。
ARは、様々な空間の境界をなくす、未来のアートを生み出すかもしれません。
・美術館
・博物館
・展示会
参照元:Latest AR Project Developed by KAWS to Revolutionize the Future of Art Exhibition and Sales
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