アディダスは、以前よりARシューズなど社内外でXRを使用しており、その効果は絶大でした。そんなアディダスの新しいAR体験は、より幅広い層に受け入れられるかもしれません。
今回ご紹介するのは、アディダスのAR体験「For the Oceans」です。
「For the Oceans」は、パリのadidasフラッグシップストアで開始されたAR体験です。
この体験は、店内のテレビ画面をトリガーにしています。ユーザーがモバイルアプリでテレビ画面を見ると、プラスチックで埋め尽くされた海の世界に入ります。そして、プラスチックの破片をタップして集めることができます。そしてユーザーは、アディダスが海のプラスチックをリサイクルして製品に使用可能な素材にする過程を見ることができます。
このAR体験は、海洋汚染への注意喚起と、アディダスが衣料品の世界で環境の持続可能性を高めるために行っている活動を伝えるものです。
アディダスは、製品ラインにリサイクルプラスチックをより多く取り込もうと努力しています。これによりプラスチック製作のかかる汚染を減少させ、すでに世界で発生している汚染物質を有効に利用することもできます。
For the OceansのAR体験は、adidas Platform A、eyecandylab、MONOCHROMEの3社がタッグで制作されました。
「アディダスとの協力を通じて、拡張現実がいかに重要な役割を果たしているかが改めて示されました。拡張現実は、ユーザーを完全に統合するので、ストーリーテリングのためのメディアとして非常に効果的です」と、eyecandylabのCEOであるRobin Sho Moser氏は述べています。「私たちの製品は、アディダスをイノベーターとして位置づけるだけでなく、同社の環境と持続可能性への取り組みを強調する役割を果たしています。」
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